岩木一麻「がん消滅の罠」あらすじ。選考委員も大絶賛のこのミス大賞受賞作。

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「このミステリーがすごい!」大賞の最新の受賞作である本作品は、医学ミステリーと言えるでしょう。

チームバチスタを読んだときのような感覚を思い出しました。


完治が難しく治る見込みのないがんが消失してしまうという大胆な設定の謎解き本格推理小説ですね。


アイデアと設定が極めて独創的なのは間違いないので、それを楽しむという趣旨で一読する価値は十分あると思います。



「このミステリーがすごい!」大賞作と聞けば、尚更読んでみたくなりますね。






300ページを超える大作ですが、一気に読める本です。

また医学やがんの知識もある程度得られると思います。


「がん」という病気がミステリーの材料に使われるのは微妙な気持ちになりますが、

「がん」について多くの人の理解が得られていくのであればいいのかなぁと思います。


著者にとってデビュー作品だそうです。シリーズ化、ドラマ化などしそうな予感が…。

今後の作品にも期待が持てますね。



あらすじ、内容は?


日本がんセンター呼吸器内科の医師・夏目は、生命保険会社に勤務する森川から、不正受給の可能性があると指摘を受けた。


夏目から余命半年の宣告を受けた肺腺がん患者が、リビングニーズ特約で生前給付金3千万円を受け取った後も生存しており、

それどころか、その後に病巣が綺麗に消え去っているというのだ。同様の保険支払いが4例立て続けに起きている。


不審を抱いた夏目は、変わり者の友人で、同じくがんセンター勤務の羽島とともに、調査を始める。


一方、がんを患った有力者たちから支持を受けていたのは、夏目の恩師・西條が理事長を務める湾岸医療センター病院だった。

その病院は、がんの早期発見・治療を得意とし、もし再発した場合もがんを完全寛解に導くという病院。

がんが完全に消失完治するのか? いったい、がん治療の世界で何が起こっているのだろうか―。






「このミス」大賞選考委員も大絶賛


選考委員絶賛、第15回『このミステリーがすごい! 』大賞の選考委員が大絶賛でたくさんのコメントを寄せています。

・こんなとんでもない謎を正面に掲げるとは前代未聞、大胆不敵。(大森望)

・まったく見当のつかない真相。謎の設定がとにかく素晴らしい。(香山二三郎)

・最前線でがん治療に当たる医療現場が抱える今日的問題をテーマに、圧倒的ディテールで描く医学ミステリー。(茶木則雄)

・この小説の「売り」は「がん消失」の驚くべき企みとその真相だ。(吉野仁)

がん消滅の罠 完全寛解の謎/岩木一麻


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